男女共同参画の専門家として参画|姫路市男女共生教育副読本「改訂版ゆめいっぱい」編集・挿絵委員(2005年)

姫路市男女共生教育副読本「ゆめいっぱい」の改訂に男女共同参画の専門家として参画。企画・編集段階からコミットし、表現提案・イラスト制作までを一気通貫で担当しました。

大学教授や小中学校の教員ら5名で構成される編集委員会に、当初は男女共同参画センターで勤務する専門知識と現場感覚をもった「編集委員」として参画。紙面の方向性や教育的効果について議論を重ねる中で、委員会が目指すメッセージをより子どもたちに直感的に伝える表現力が必要とされ、作画スキルを活かして「挿絵委員」も兼任することになりました。
専門知識に基づいたコンテンツのロジック構築(編集)と、それを的確に形にするビジュアル表現(挿絵)の両面からプロジェクトに貢献しています。

「自分と他人の価値観や好きなものを否定しない」「可能性を広げるポジティブな言葉かけをする」という方針のもとで制作された冊子です。2005年の発行から年月を経た現在も、その本質的なメッセージは色褪せていません。

■ 各学年における表現アプローチとイラスト

1年生:【すきないろ】色と性別の固定観念を解きほぐす

「男の子は青、女の子はピンク」といった思い込みに気づかせるページ。「この子のカサはどれだと思う?」という問いかけに、個性を丸ごと肯定するカラフルな水彩イラストを連動させ、好評を博しました。

2年生:【とてもだいじな「いや!」】属性に囚われない防犯・安全教育

いじめや性被害を防ぐテーマ。「被害者は女の子」「悪い人は男性」というステレオタイプを植え付けないよう、男の子の被害ケースや女性によるリスクも可視化。属性に囚われない本質的な安全教育を提案・作画しました。

悪いことをされそうになったら「いや!」と大声を出して伝える大切さを大きなイラストで表現しています。

3年生:【やってみたいこと】「らしさ」の枠を超えた主体的な選択

クラブ選択におけるジェンダーバイアスを解消する内容。「周囲の押しつけではなく、自分が好きなことで楽しんでいい」というメッセージを前後のストーリー仕立てで描しました。

3年生:【女の子・男の子】ラベルによるイメージの変容

同じ顔のイラストでも、性別のラベルによって受け手のイメージや言葉かけが変わるという「バイアス」に気づかせるページ。世間一般の「らしさ」の言葉に囲まれた子どもたちを描き、無意識の思い込みを問い直す紙面を構成しました。

※掲載イラストは、当時制作した原画(イラストレーション)の一部です。実際の紙面レイアウトとは異なります。

【出版社・教育関係の担当者様へ】 「ジェンダーに配慮した教材を作りたいが、どう表現すべきか分からない」といったお悩みに応えます。専門知識に裏付けられた企画・編集力と、子どもに響くイラスト表現を掛け合わせ、時代に即したクリエイティブなコンテンツを制作いたします。まずはお気軽にご相談ください。