6月の「男女共同参画週間」にあわせて、西宮市役所本庁舎1階南側で展示が開催され、私がイラストを担当した啓発冊子『改めてジェンダーってなに?』が紹介されました。
【展示の様子】

展示期間は6月末まででしたが、ご覧くださった皆さま、ありがとうございました。
この冊子は、西宮市男女共同参画センター ウェーブが2026年3月に発行したもので、市制施行100周年と男女共同参画センター開館25周年という節目に制作された啓発冊子です。
内容は、「ジェンダーとは何か」という基本的な考え方から、「男だから」「女だから」という無意識の思い込み(ジェンダー・ステレオタイプ)、進路や職業選択、男性のライフ・ワーク・バランス、性の多様性、子どもへの伝え方など、私たちの暮らしに身近なテーマを、多彩な視点でわかりやすく紹介しています。
執筆は、上野千鶴子さん、シオリーヌ(大貫詩織)さんをはじめ、それぞれの分野で活躍されている専門家の方々。読み応えのある内容で、誰もが「自分ごと」として考えられるような一冊になっています。
私は、この冊子の表紙イラストと中面の挿絵を担当しました。
【冊子表紙】

制作にあたって意識したのは、「ジェンダー」という言葉に難しい印象や堅いイメージを持っている方でも、自然とページをめくりたくなるような親しみやすさです。テーマを押しつけるのではなく、「そういう見方もあるんだ」「少し考えてみようかな」と感じてもらえるような、やわらかく温かみのある世界観を目指して制作しました。イラストが、文章と読者をつなぐ橋渡しのような役割を果たせていたら嬉しく思います。




今回のパネル展示では、冊子の紹介に加え、5月の「トライやる・ウィーク」で市役所を訪れた中学生の皆さんが制作した展示もあわせて紹介されていました。若い世代がジェンダーについて学び、自分の言葉で発信する姿に触れ、この冊子が幅広い世代に届いていることを実感しました。
展示は終了しましたが、冊子は現在も西宮市のホームページ(冊子紹介ページ)からPDF版をご覧いただけます。もし興味をお持ちいただけましたら、ぜひ手に取っていただき、「当たり前」と思っていることを少し違う視点から見つめ直すきっかけにしていただければと思います。
なお、冊子制作時のイラスト制作のコンセプトや制作背景については、以前公開した制作実績の記事でも詳しくご紹介していますので、あわせてご覧いただけますと幸いです。

