昨日の雨で地面に落ちた百日紅の花の上を、小さな雀がかわいらしく飛び回っているのを見つけて、朝からなんだか得した気分でした。眼福、眼福。
さて、話は打って変わって恐い本の紹介。ジェームズ・クラベル著。『23分間の奇跡』。占領下の学校に新しい先生がやって来る。どんな恐い先生がやってくるかと前の先生も子ども達も震えながら待っていた中、入ってきたのはいい匂いのするキレイな女の先生だった。素敵な先生は素敵な制服を着ていて、子どもたちの名前をみんな覚えているし、国旗を見て「大切なものはみんなでちょっとずつ持っていましょう」と子どもたちに切ってもらって喜んでいるし、知らない国の歌も歌ってくれるし、とっても素敵。神様に祈ったってキャンディー一つくれやしない、くれるのは指導者の人だと教えてくれる、大人だって間違えた考えを持つことがあって、それを正すためには学校に行かないといけないってことも教えてくれる。そして、お父さんが戦地から帰ってこないのは学校に入っているからだということも・・・。
占領者は天使の顔をして、いとも簡単に子ども達を洗脳してしまう。たった23分間で。いやぁ恐いです。何が一番恐かったかというと、この本を読んだ中学生のうち何人かは、この先生は素晴らしい先生だと思うらしい。最後まで騙されちゃうんだ・・・ちゃんとオチもついているのに。そういえば新興宗教などに騙される学生も多いですよね。素直すぎる、または何も考えていない彼らが恐い。
