笑いの難しさ

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笑いをとるって難しい。泣かせるよりも、笑わせる方がずっと難しいと思う。落語の世界には黙って座っているだけで笑いがおこる名人がいるけれど、あれだって何十年もの実績に裏づけされた信頼から生まれてくるものだと思う。え、何がいいたいのかって?実は某劇団の某ミュージカルの話です。
笑いっぱなしのコメディーという触れ込みに惹かれて出かけましたが、私にはほとんど笑えませんでした。コミカルなダンスや会話は随所にあったのだけれど、話の進行が唐突だし、登場人物の性格描写にも矛盾があって「なんで急にそうなるの?」と突っ込むことはできても笑うことはできませんでした。
潰れかかった劇場を立て直すためにずっと芝居の練習をしておいて、せっかく入った満場の客をうっちゃって、劇団員総出で「愛こそ全て~♪」なんて歌いながら結婚式をあげるなんてことは、たとえ作り事の話の中でも納得できぬ。いくらコメディーだからって、いやコメディーだからこそ、プロットやストーリーはしっかりと作りこんでおかねばいけないと思うのであります。
三人で出かけましたが、私以外の二人は途中から舟を漕いでいたのも無理からぬことです。

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