今日は、ある自治体の職員研修に呼んでいただいてお話をしてきました。文字にするとなんでもない風に聞こえるかもしれませんが、何日も前から準備と緊張で大変でした。人様の前で話すことは大の苦手なのに、つい軽くお引き受けしてしまったお調子者の私。しかし日が近づくにつれ不安が高まり、胃もキュンキュンと痛みます。不安材料を少しでも減らすべく、パワーポイントの資料の他に、話し原稿を前日の深夜3時までかかってせっせと書き込みました。
そして当日、送迎など恐れ多いとお断りして、地図を頼りにとてとて中学校の傍を歩いていると、「出だしが肝心やな」という女の子の声が!開いた窓から学生の声は聞こえていても、何を話しているかまではわからないのに、その言葉だけはなぜかはっきりと耳に聞こえました。すわっ、一言主のお告げ?そこからは呪文のように「出だしが肝心、出だしが肝心」とつぶやきながら会場入り。
予想をはるかに越える広い部屋に、背後の壁にデデンとしつらえられたスクリーン・・・しっぽが股の間にくるんとまきあがるほどビビりました。初対面の担当者の方に「お願いだから傍にいて」と頼む始末。担当の方も始まる5分前に、講師に白目剥かれながら、そんなこと言われてさぞや困ったことでしょう。「何かあったら、すぐに飛んできますから」と甘い恋人同士のような会話を交わして時間スタート。
しかし…本当に恐ろしいことはまだあった。簡単な自己紹介(原稿丸読み)が終わって、肝心の話がはじまると、スクリーンが見やすいように会場の電気が消えたのです。げ、原稿読めましぇえん。よく考えれば予想できた話なんですが、なんせ通常の状態ではないので、電気のことはまったく夢にも思っていませんでした。とっさの出来事に、私の目の前も真っ暗になり「敵前逃亡」という言葉も脳裏をかすめましたが、なんとか気を取り戻し、パソコンの明かりを頼りに要所要所だけは細目で読みとり話をつなげ、用意したワークなんかもしていただいて無事に1時間30分弱を終えることができました。
受講されていた方々の協力のおかげで、なんとか言いたいことは全部言えました。気持ちよく参加していただいて本当にありがとうございました。

