異国の街で(春の夜の夢3)

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それは中東のような石造りの異国の街。
男たちは、皆彫りの深い顔立ちで、頭にはターバンを巻いている。私は14・5歳の少年で、この街に中年の男と二人でやってきたばかり。通りは人でいっぱいで人々は私にはわからない言葉で大声で話し合っている。
見るもの全て珍しくおもしろく、一人で街を探検をしていると、空からグライダーのようなものがフラフラと落ちてくる。みなが固唾を呑んでゆるやかに守る中、それは屋根の上にぶつかった。ケガはないだろうかと見ていると、中から小太りのアラブ人のような女性が歌いながら這い出てくる。彼女は屋根の上で、体をくねらせて歌い踊る。猥雑なダンスに見物人は、大はしゃぎ。その光景をあまり見たくなかった私は男のところに戻って、街であった出来事を話すことにした。
男は私の話を聞くと「父の国で 息子は自由に 狩りをしてきたか」と微笑んだ。
男は私の父でもないし、私は狩りもしていない。一体どういう意味だろうと考えているうちに目が覚めた。

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