今日は春のようにあったかい!
空にはぼんやりとした霞がかり、私の眼には
春の夜に浮かぶ白い辛夷の花びらが見えるよう。
そして鼻孔は、いまだ匂わぬ花の香りさえ嗅いでいる。
体中がうれしいよぅ、うれしいよぅと言っているみたいだ。
散歩しながら歌を思う。春のような今日は良寛を。
むらぎもの 心楽しも春の日に
鳥のむらがり遊ぶを見れば
そして春待虫の心境にふさわしい歌を
雪ふれば 冬ごもりせる草も木も
春に知られぬ花ぞさきける
詠み人知らず
さぁ今年は、どんな花を咲かそうか。
