その人、独身?

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久々です。病気ではないかとご心配してくださった方ありがとう。
締め切り近い仕事がありバタバタしてました・・・と一応書いておきます。
ブログに書いてバレたら怒られそうなので、こっそりスーパー銭湯いったり、プールいったり、おいしいもの食べたりしていました。ま、無事に出来たので、大っぴらにしているわけですが。

もちろん読書も欠かさずしてました。
この度読んだのは、酒井順子の『その人、独身?』。『負け犬の遠吠え』という
流行語にもなったベストセラーを書かれたあの方です。今回の本は続編という感じで、気軽に楽しみながら読みました。

 この本を読んで改めて言葉の功罪というものについて考えました。「セクハラ」「DV」など、言葉ができることによって一般に認識が広まり、それまでは個人間の問題と軽視された事柄が、社会的問題として取り扱われるようになったという良い部分。
 逆に、言葉ができたことによって、それぞれの事情を慮ることなく、ひとくくりにその言葉で表してしまうという悪しき部分。
「パラサイトシングルなの?」なんて言葉に、傷つけられたシングルはたくさんいたハズ。現実には、親の介護等で結婚がままならないシングルだってたくさんいるのです。言葉自体は当時の社会的現象を言い表したものだとしても、デリケートな部分を不用意な言葉の投げかけで片付けるのはいかんと思うのです。

 さて「負け犬」です。30代、未婚・・・などという定義はちっともかまいません。確かにうまいことをいったなーと思います。
ただ、彼女の本を読んだ人は「負け犬は、気持ちはどうであれ、生活は優雅な独身貴族」と思われるのじゃありますまいか。確かに定義には、金のあるなしに関係なくとはありますが、彼女の本には貧乏な負け犬は出てこない。
 しかし、データにもありますが、関西では仕事はバイトや派遣で、お金がないのでお昼はお弁当、生活力がないので親元で暮らし、結婚など夢のまた夢・・・などという負け犬(野良犬?)が非常に多いのです。この二組は似て非なるものだと思う。
 そんなわけで「今、流行の負け犬ね」なんて、気軽に使われているのを聞くと、私はいつも複雑な気持ちになるのです。

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