消えゆく、水やり

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前々から気になっていたんです。

花に水をあげ、猫にエサをあげる。
なぜゆえ花や動物に「上げ」るのか。
上げるというのは、神さまや目上の方へ何かを
供えたり、与えたりする時に用いるはず。

なぜいきなり、そんな話かというと
偶然開いた小学生用のなぜなぜ質問集に
「ぼくのおじいちゃんは、ぼくがネコに
えさをあげるというと怒ります。なぜ?」
というような質問を見つけたからです。

じいちゃんの怒る理由として、最初に
書いたのと同じようなことが書かれてました。

おもしろいなと思ったのは、今では
「部長にお茶を上げる」というと、
相手を見下しているように感じられるということ。
だから「差し上げ」なくてはならないと。
なるほど、その感覚もわかる。

じいちゃんと小学生のはざまで
やっぱり気持ち悪い感は抜けませんが
言葉って、そうやって変化していくものなんですね。
花に水を「差し上げる」ようになったら
次にうまれる言葉はなんでしょう。
楽しみだな。
mizuyari

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